立体造形クラスでは、これからの季節に飾ると涼しげな、透ける素材を使ったモビールを作りました。
折り紙より薄く、透け感のあるグラシン紙を好きな形に切って、粘着性のあるクリアシートに挟み、光沢のある少し太めの糸や竹ひごなどに結び付けます。
グラシン紙を重ねると、色々な色に変化して、深みのあるデザインになります。クリアシートは粘着性があり、糸を通す穴を開けるのは力がいるので大変でしたが、みんな頑張って作ってくれました!
6年生のNさんは、夏らしいタイルを連想させる3連のモビールを作りました。細かい形は意識せず好きな色を気の向くまま接着していきました。接続の部分には、ビーズなどを使って全体を引き締めました。枠の部分にはMテープも使いました。
5年生のSさんは、4連のモビールを作りました。それぞれ関連のないモチーフのようですが、オレンジ色の使い方や丸い形の配置など、全体でみるとリズムを感じますね!細いカットや正確な円形はハサミで切るととても難しいのですが、成功するまで何度もやり直しをしました。頑張りましたね!
6年生のKさんは、竹ひごを使ってバランスをとるのが難しいモビールを作りました!沢山のパーツを作るのはとても根気のいることですが、一つ一つ丁寧に自分の考えを表現しました。野菜の断面のような形や金魚など、見ているだけで涼しくなるようです。
5年生のMさんは、3連のひまわりを作りました。上の2つは斜めに配置しました。花の丸い形が強調されて、動きを感じますね!花びらや葉など、何枚も切る作業は大変ですが、花や葉の重なりが立体感を出しています。真ん中のパーツの濃い色の花は、わざとずらしましたが、面白い効果が出ています。
5年生のK君は、大好きなクワガタを配置しました。虫を正確に切ることは難しい作業なので時間がかかりました。グラシン紙は薄い紙ですが、ハサミで切ったり、細かい作業に向いている紙です。茶色や紺色のグラシン紙を使うと森の感じが出ますね!
4年生のH君は、それぞれが静物画のような作品を作りました。単純で大きめの形をバランスよく配置し、色合いも重ねる事をしない為、明解な感じがします。果物を連想させる毛糸を使ってポンポンも作りました。これらはおばあちゃんへのプレゼントにするそうです。
立体造形クラスでは、段ボール、厚紙、スチレンボード、木材、針金など、様々な材料を使って、動きのある工作を元に、生徒さんの希望に合った、自由な作品作りを目指しています。
次回は、段ボールを土台に、色紙や型抜きのパーツを使い、写真やハガキを飾って楽しむ「状差し」を作ります。
お楽しみに!
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