絵画クラスでは、油絵用の溶き油と クレパスを使って作品を描きました。 クレパスは、顔料(色の元になる成分)を 油で固めて棒状にしています。 ですので、描いた部分を油絵の溶き油でこすると クレパスの中の油が溶けて油絵の様な 色の重なりを楽しむ事が出来るのです。 筆に油を浸してクレパスを溶かし、 その上からまたクレパスで色を重ねてだんだん絵が出来上がって行きます。 普段使う水彩絵の具はパレットで色混ぜをしますが 今回は画用紙の上で色混ぜです。 おなじみのクレパスという画材も 使い方を工夫すると表現の幅も広がる事が分りました! 初めての描き方で制作したのは「春の風」。 みんなが描いた春の風は、どんな香りかな? 風の強さはどれくらい? その風に吹かれたらどんな気持ちになるかな? 4年生のMくんの作品は、風の中から赤い目のヘビがすーっと画用紙の中に入って来ています! 風に乗ってやってきたヘビは、これからどこに行くのかな? 4年生のRちゃんの作品は、虹色の風が吹いています。 Rちゃんの春の風に吹かれたら、良い香りがしそう! 春と言えばこいのぼりだよ!とすぐにテーマが決まったSくん(1年生)。 大きなこいのぼりが春の風の中で泳いでいます。 中学3年生のNちゃんは、たいまつを持つ女性の絵を描きました。 丁寧に色を重ね、まるで油絵の具で描いた様な重厚な感じになりました。 青白い炎と赤い背景から伝わる雰囲気は、Nちゃんにしか出せない空気ですね。 最後に、クロッキーの様子をご紹介します。 絵画クラスは、授業の1番最初に5分間クロッキーをしています。 今回は「座る人」。 写真の右手前に写っている先生と 左奥で机に座っている生徒さんが今回のモデルさんです。 リラックスして座っている人間の姿勢や 頭の大きさと肩幅の差を比較しながら、人間のかたちを探りました!
2015
08Apr