夏休み短期講座、はじめての油絵体験講座のレポートです。あまり触る機会のない油絵の具を使ってみる体験をとおして、
絵をかくこと、みること、の視野をひろげることが目的です。
まずは油絵とはなにか?ピカソやダリの図録や、実際の油絵作品や、描き途中の作品をみたり、マチエルをちょっと触ったりしながら簡単なレクチャーを聞きます。
次に画用紙に下描きをして、色鉛筆で少し色をのっけたり、全体の構図や描くモチーフの大きさを相談します。
下描きが決まったら、筆やパレットの使い方、絵の具と溶き油の説明をはさみ、いよいよキャンバスに本描きにはいります。
いよいよ本描きスタート!パレットで色交ぜをして油絵の具を塗っていきます。
ゆっくり丁寧に、もくもくと取り組む受講生のSちゃん
綺麗な色をパレットにたくさんつくる受講生のYちゃん
受講生 Sちゃん3年生の完成作品
壁と床の色や前足のクリーム色がとてもよいタッチで仕上がりました。
受講生Yちゃん4年生の完成作品
青いクッションとピンクのクッションのしわの影など、色の工夫がとても素敵ですね。
今回は受講生の2人とも、おうちで飼っているワンちゃんをモチーフに描きました。油絵のよいところは、身近で愛情を感じているもの、好きな動物や好きな人を、観察したり思い出したりするなかで、好きな対象をより近くに感じることができるところ、にあります。じっくりゆっくり絵に描くことで、日常で見過ごしている、ものをみる感覚や、感情の豊かさを育むことができます。
この夏の油絵の体験を通して絵を描くことや、身の回りの観察がもっと楽しめたら、とても素敵ですね!